IoT技術とログ記録の進化が、事故の原因究明や損害範囲の特定に革新を
もたらしています。異常・操作ログを「物証」として活用し、不可視の運転状況や
前兆把握を可能にすることで、損保会社の鑑定業務の高度化を実現。AIとの連
携により、事故・故障発生状況が不確かな、設備でも履歴再構築の可能性が広がっています。
脚注1:設備ログ(Equipment Log)とは、機械・電気設備が動いている間に蓄積さ
れる「動作の記録」や「異常の履歴」のことです。(設備自身が残している“日記”
であり、“証拠”であり、“健康診断の記録”)
脚注2:ログ、履歴記録の事故調査における重要性について
- 「客観的な事実の証拠」としてのログの価値
ログは、事故の発生時刻、異常の種類、設備の応答、環境条件などを「改ざ
んできないタイムスタンプ付きの記録」として提供します。
- 「迅速かつ正確な原因究明」のための必須ツール」
ログがあれば、原因調査の範囲を大幅に絞り込むことができます。これによ
り、調査期間の短縮、保険金支払いの迅速化に繋がる。(現場の証言があ
いまいな場合に対応できます。)
- 「損害の妥当性評価と過失の特定」の根拠
ログは、事故によって発生した損害が、実際にその事故で発生した高温や
異常動作によって引き起こされたものであるかを裏付ける決定的な証拠とな
ります。
